北欧社会から見る物質的幸福感から精神的幸福感への変化

学び 幸福論
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こんにちはマナビヤです♪

北欧の国々が「世界の幸福度ランキング」で軒並み上位を占めていることを知っていますか?それに比べて世界的に見てもとても豊かなはずの我が国日本は58位(2019年度)なのです。

今回はその理由を「LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。」を参考に考えてみました。

 まず、この本のタイトル Less is more という言葉は、20世紀のモダニズム建築を代表する建築家のミース・ファン・デル・ローエさんの名言として知られています。日本語に訳すと

「より少ないことは、より豊かなことだ。」

この言葉をキーワードにその答えを探っていこうと思います。

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豊かなはずの日本人が、なぜ幸せを感じることが出来ないのか?

北欧の国々は、税金や社会保障費を合わせたものの国民負担が収入の6~7割近くもあり、実際に自分が好きに使えるお金は収入の3~4割程度しかありません。

それに比べて…

我が国日本の国民負担率は4割程度であり、自由に使えるお金も6割と北欧に比べて下手したら2倍程。

 街に出ると物も豊富に揃っていますし、世界中の食べ物が揃っているんじゃないかと思う位の飲食店もあります。

そんな何でも揃っている日本に暮らしているのに、何故北欧の人達よりも幸せを感じられないのか?

いつまでも古い価値観のままでライフスタイルを作っていくと、幸せではなくなる?

現代の日本には、「欲が無い」「恋愛に興味が無い」「旅行に行かない」「休日は自宅で過ごす」「無駄遣いをしない」「気の合わない人とは付き合わない」といった「さとり世代」と呼ばれる若者がクローズアップされています。

 僕は、この「さとり世代」という若者が現れた理由は、現代社会の環境に適応するように 幸せの価値観がアップデートされた事が原因の一つだと考えます。

 かつての日本人はバブル世代に象徴される物質至上主義であり、車や家や服など物質的なモノを所有することこそが幸せであり、いかに他人よりも勝っているのか比べる事が重要でした。

 これは、かつての日本人はいわゆる見栄を張ることで幸せを感じていたということです。

物質至上主義では、今よりもっと贅沢な生活を常に目指していくため、終わりのないラットレースにハマってしまう可能性も。

もしかすると、このゴールの見えない古い価値観から抜け出せない人が日本人の幸福度を下げているのかもしれません。

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それでは北欧の国々では何に幸せを感じているのか?

デンマークではヤンテの掟といった10ヶ条の価値観があるそうです。

ヤンテロー(ヤンテの掟)

  1. 自分を一角の人物だと思ってはならない
  2. 自分のことを、皆よりも優れていると思い上がるな
  3. 自分のことを、皆よりも頭がよいと思ってはならない
  4. 自分のことを、皆と同じくらい価値があると想像し、自惚れに浸ってはならない
  5. 自分のことを、皆よりも多くを知っていると思ってはならない
  6. 自分のことを、皆よりも重要であると思ってはならない
  7. 自分のことを、大物だと思ってはならない
  8. 皆の事を笑ってはならない
  9. 皆の誰かが自分のことを気にかけていると思ってはならない
  10. 皆に何かしら教えることができると思ってはならない

この10ヶ条を見る限りデンマークの人達はとても謙虚であると言うことが言えると思います。

 つぎに、この本の中で幸福度ランキングの上位に位置している北欧の国々を訪れ、インタビューをおこないました。

北欧の方々は、「何か欲しいものはありますか?」という質問に対して、不思議なことに答えにモノが出てこなかったそうです。

 北欧の方達は「車が欲しい」とか「家が欲しい」といった物質的なモノではなく、「家族の健康」とか「友人などまわりの人の成功」と答えました。

 この事から言えることは

物質的なモノから幸福感を得られる時代は終わった

ということ。

 彼らは物質的なモノよりもっと精神的なもの、旅などの経験的なものに幸福を感じているということです。

「幸福度」はどう変化していったのか?

 1970~90年代のいわゆる高度成長期やバブル期はモノをプラスしていく時代であり、物質的なモノから幸せを得る時代でした。

それが、人々の生活が豊かになり、必要なモノが十分ある2000年代からはモノをマイナスしていく時代、すなわち精神的・経験的なものから幸せを得る時代に変化していきました。

まとめ

 僕がこの本を読んで感じたことは、日本は現在幸福度ランキングにおいて北欧に大きく差を付けられていますが、それは決して悲観するようなものでは無いという事です。

確かに北欧では社会保障が充実しており、国民一人一人が将来に対して不安を持っていない事実はあります。

しかし、日本では自由に使えるお金は北欧よりも沢山あるので、要らないものを買う代わりに将来に向けた貯蓄をする事で将来の安心を買うことができます。

心の奥に将来の安心という余裕を持つことで、精神的・経験的なものから幸せを得られるようになるのではないでしょうか。

それでは、本日も最後までお付き合いありがとうございました´ω`)ノばいばい 

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