RGサザビーのレビューを見たい
ガンプラを本格的に作ってみたい。
でも、難しいことはしたくない。
この記事はこんなオジサンに向けて書いています。
こんにちはマナビヤです。
今回は人気のガンプラ、RGサザビーのレビューをしていこうと思います。
無駄にガンプラを作ろうと思ったきっかけ部分から書いていますので、さっさとレビューを知りたい方は目次のRGサザビーレビューから読んでください。
戦士は生きている限り戦わなければならんのだ
ガンプラを作ろうと思ったきっかけ
私が唐突にガンプラを作りたくなったきっかけは、テレビで「しくじり先生」のガンダム回を見たからだ。
息子と一緒に録画したしくじり先生を観ていた私は、カズレーザーが解説する初代ガンダムの話をとても面白く感じていた。
カズレーザーの話によると、ガンダムが初めてテレビで公開された時、思うような視聴率が得られず、打ち切りという形で終了したらしい。
初めてテレビで放送されたのは1979年という話だったので、これは今から40年程前の話。
40年経った今でも多くの方に愛されているガンダムが、このような始まり方をしていたというのは私自身とても意外だった。
だが、カズレーザーの話を聞いていると、当時の子供達になぜガンダムが受け入れられなかったのかハッキリと分かった。
ガンダムの世界は宇宙世紀と呼ばれる時代であり、連邦軍とジオン軍の宇宙戦争を表現した話だ。
戦争と言えば、どちらが正義でどちらが悪というハッキリした決まりはない。
しかもジオン軍の内部でもシャア・アズナブルやランバ・ラル、ザビ家といった派閥があり、子供が理解するには難解な内容であった。
僕自身も当時はガンダムの内容を理解していたとは言いがたく、僕がガンダムを好きになったきっかけはガン消し(ガンダム消しゴム)やBB戦士のようなSDガンダムの影響が大きい。
その難解なストーリーに加えて、主人公アムロ・レイの煮え切らない性格が子供達の支持を得られず、これが打ち切りへ向かわせた大きな要因であると言われている。
例えば、アムロ・レイの有名なセリフの1つである「親父にもぶたれたことないのに」という言葉があるが、これは上官から指示された出撃命令に従わず、駄々をこねたためにブライト艦長からぶたれた時のシーンだ。
少年が観るアニメの主人公ならば、普通は「俺がやってやるぜ」的なセリフを発すると思うし、子供達はその方が共感できるだろう。
少年時代には理解できなかった初代ガンダムであるが、大人になった今になってやっと色々な部分が理解出来るようになった。
ガンダムと言うのは、リアルな戦争を表現したアニメであり、連邦軍、ジオン軍ともに絶対的な悪は存在しない。
さらに、主人公のアムロ・レイもリアルな生身の少年であり、戦いたくないのに無理やり戦闘に参加させられる若者の苦悩を生々しく表現している。
そんなこんなで、すっかりガンダムについて詳しくなった私は、テレビ番組を見ながら息子と色々な会話を繰り広げていた。
・・・しばらく登場しなかったシャア(実際にはザク以外にもっと色んな機体を登場させて欲しいというスポンサーの意向があったため)が全身タイツのダサい子分(アカハナ)を連れて登場したシーンをカズレーザーが解説した場面
息子「アカハナってダサいw」
私「アカハナはダサいな、そういえばこんなやつおったね(こんな裏事情があったのか)」
妻「最近できたシャトレーゼってシュークリーム100円らしいよ」
・・・しくじり先生を全て観終わって…
私「今日休みだけど、外出は自粛だし、久々にガンプラでも作るか」
息子「やった、僕もなんか作りたい」
妻「シャトレーゼはショートケーキも300円なんだって!やっすー」
そんなわけで、私達一家はガンプラとケーキを買いに久しぶりの外出に出かけた。
人の心の中に踏み込むには、それ相応の資格がいる。
マルタホビー
私達がガンプラを購入したお店がこちら。

このお店は呉に住んでいるおっさんで知らない人はいないと言われている老舗の模型店であり、少年時代のおっさん達は随分お世話になったものだ。

店内はこのように様々なプラモデルが並べられており、棚に入らないものは地面に平積みされいる。
最近は大型の家電量販店などでもガンプラは置いているが、今回はウェザリング用の道具など、ちょっとマニアックな店にしか置いていない物も購入したいのでここを選んだ。
今回は簡単すぎず、あまり場所も取らないモビルスーツを作りたかったので、作りごたえもありつつサイズも手軽なRGシリーズにすることにした。
※この後シャトレーゼでケーキ・プリン・シュークリーム・どら焼き等も購入しましたが、全然関係ないので省かせていただきます。
RGサザビーレビュー
はい、それでは今回購入したRGサザビーのレビューをしますね。

上のHG黒い三連星ザクが息子のもので、下のRGサザビーが僕が購入したもの。
同じ1/144スケールですが、箱の大きさはこれだけ違います。
それではサザビーの箱を開封していきましょう。

中身はこんな感じになってます。
ランナーは18個もあり、かなり作りごたえがありそうです。
今回、組み立ての細かい説明は他のサイトにお任せしますので、僕が個人的にやっているこだわり部分のみ説明しますね。
素組み

まず、ガンプラにはこのような黄色のパーツがだいたい入っているんですが、僕のこだわりとして黄色パーツはゴールドに塗装します。

塗装といっても今回は簡単にできる方法を説明したいので、このガンダムマーカーで塗装します。
これは以前ヤマダ電機で買ったものですね。

このように黄色の部分をゴールドに塗装しました。
下準備はこれだけです。

早速組み立てていくのですが、組み立てる際にスミ入れをしながら作っていきます。
スミ入れもガンダムマーカーで簡単に。
パーツの切り離しはニッパーが必須ですね。

こちらがスミ入れ無しのパーツ

そしてこちらがスミ入れ後のパーツです。
これをやるのとやらないのでは仕上がりが全くちがってくるので、絶対やった方が良いです。

結構時間かかりましたが、右脚が完成しました。
RGは細かいパーツがほんと多いので、これだけでも結構大変ですね。

で、組上がったサザビーがこうなります。
RGシリーズは小さいわりに細かいパーツが多いので、組むのにわりと神経使うんですが、サザビーは元々大型のモビルスーツになるので、このスケールでも結構大きくてそこまで神経は使いません。

スミ入れしているとはいえ、素組みだけでこのクオリティはRGならではですね。
リアルグレード(RG)というだけのことはあります。

素組みにリアリスティックデカールを貼った状態がこちらです。
このデカール(シール)はかなり小さいのでピンセットは必須です。
組み立てもかなり時間を使いましたが、このデカール貼りも相当時間がかかりました。(神経使いすぎてハゲるかと思いました。)
デカールあるあるなんですけど、静電気で勝手にくっ付いたりするんですよね。
左右のバランスが崩れたら一気に台無しになるので、ここは(何度も発狂しそうになりながら)慎重に作業しました。
つや消しトップコート
それでは完成したサザビーにつや消しトップコートを施していきます。


購入したのはタミヤカラーのTS-80フラットクリヤーですね。
なぜこれが必要かというと、この一手間をかけるだけでプラスチック特有の安っぽいテカリを消すことができるから。
このスプレーを全体にまんべんなく軽く一吹き。
写真ではいまいち分かりにくいかもしれませんが、これをやると重厚感が全然違います。

僕も初めてこれをやった時は質感の違いに感動しましたね。
ただ、やりすぎると白化してしまうので、全体的に軽く吹きかけてください。

アップにするとこんな感じ。
デカールとプラスチックのテカリ具合が均一になり、境目が分かりにくくなります。

つや消し前と後の比較はこのようになります。
なんとなくプラスティッキーな安っぽさが消えたと思いませんか?
初めての方は感動すると思いますので、やったことない方は是非とも体験してみてください。
ウェザリング(汚し)
スミ入れとつや消しトップコートでも、普通に組み立てるだけとは雲泥の差が出るのですが、今回は更に汚れを表現してみます。
せめて私の手でその業を払わせてもらう

この記事は誰でも簡単にウェザリングを行う方法を説明していくので、このタミヤウェザリングマスター を使用します。
色んな組み合わせがあるのですが、個人的にはこの三色が入ったCセットが使いやすいと思ってます。

フタを開けると中身はこんな感じ。
まるで化粧品みたいですね。
この塗料の粉を付属のスポンジで塗っていきます。

エッジ部分に擦り付けるとこんな感じ。
盾の右半分がウェザリング済で左は未加工です。

全体を軽くウェザリングしたらこうなりました。

プラスチック素材がまるで鉄板のように見えませんか?
本格的な泥汚れなどを表現するには不十分ですが、軽く立体感を出すだけならば、これだけでも十分な仕上がりが期待できます。

つや消し後と汚し加工後の比較がこちら。
好みの問題はありますが、ちょっとひと手間加えるだけでこれだけ表現の幅が広がります。

息子が作った黒い三連星ザク(素組み+スミ入れ)と一緒に。
同じ1/144スケールですが、これだけ大きさが違います。

つや消しサザビーと素組みザクの違いです。
テカリ具合いの違いは一目で分かりますね。
まとめ
今回はRGサザビーのレビューと簡単なウェザリングについて解説しました。
揃える道具もそこまで多くないですし、誰でも簡単に出来る加工なのでおすすめです。
ちなみに息子が作ったザクですが、右足首のジョイント部分をどこかに無くしてしまった為、しれっと接着剤でくっ付けております…
認めたくないものだな、若さ故の過ちというものを…
※本記事で度々出てくるクワトロ・バジーナの名言はこのサイトを参考にしています↓

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